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トップコントロール、テールコントロールについて
新教程には
テールコントロール= 「スキーが水平面に対しターン外側(谷側)へ角付けされることが必要な条件となります。」
トップコントロール= 「スキーが水平面に対しターン内側(山回りの場合は山側、谷回りの場合は谷側)へ角付けされることが必要な条件となります。」
とあり、新教程P24(テールコントロール)P28(トップコントロール)の二枚の図によって説明しています。この二枚の図は、身体の向き、スキーの向きが、微妙に違うとはいえ、ほとんど左右を反転した図であると考えられます。そして、スキーに対して直角方向の矢印(点線)が「横軸への落下」を示すものであるならば、どちらもテールコントロールによる山回りに入るものと考えられます。しかし、新教程においては、右の図はトップコントロールによる谷回り、左の図はテールコントロールによる山回りと説明されています。この矛盾は、「横軸への落下」がスキーの動きを説明できないことの証左ではないでしょうか。
また、この図中の矢印は、全て何らかの力を示しているとのことですが、テールコントロールの図を見ると、ターン内側へ向かう力が示されていません。たとえスキッディングターンであろうと、ターンを行なうためには向心力が必要であり、それが示されていない図でターンメカニズムを説明することには無理があります。
力学的に考察するならば、これらの図に示された「スキー進行方向への力」、「横軸への落下による力」は、力としては存在しません。スキーをターンに導くものは、斜面下方向への重力と雪面抗力(スキーの長軸に直角方向に働くと考えられる)の二つの力であると考えられます。ターンにおける力学的考察は、「スキーの回転滑走の力学(新潟工業短期大学 助教授 多田憲孝)」をご覧いただくのがよいかと思います。
遠心力により「相対水平面」が定義されるとありますが、まずターン運動がなければ遠心力は定義できません。「相対水平面に角付けすることによりターンする」→「ターンしなければ相対水平面は定義できない」→ターン軌道はどうしたら定義できるのか?という、矛盾に陥ります。
ロボットのカービング?ターンについて
理論講義に使われていましたロボットによるカービングターンですが、あのロボットの条件(両スキーのR=∞、たわみなし、ねじれなし)でのカービングターンとは、どのようなものなのでしょうか?
カービングターンを、スキーの一部だけでもずれていない部分があるとするならば、上記ロボットの条件ではカービングターンではありえず、スキッディングターンであると考えられます。スキッディングターンであるモデルをカービングーンとして解説されているのでは意味がありません。またあのスキートップの浮き沈みですが、スキートップより雪面抵抗を受け、スキートップ側とテール側の長さの差による回転モーメントによりスキートップが押し上げられていると考えられます(山側へ落下しているように見えるだけです)。更にテール部分に注目すれば、スキー全体がずれていることがわかるかと思います。

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